ビービーライズ（2007年生、母ミセスフォーロン）

ビービーライズ（2007年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋上昇」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時19歳）と交配したミセスフォーロンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は中川隆。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上B1 B2。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は526kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

3歳（2010年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月25日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセヴンスターズに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月4日、中3週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、C級セレクトカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパッションフルーツに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月26日、中7週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた10戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、青桐特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキハタファントムを豪脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

8月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、「様似町アポイの火まつり」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、ナイター競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた14戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、浜頓別町クッチャロ湖白鳥初飛来特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、「門別ししゃも祭り」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、神無月特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナモンミライを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

11月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったロブストニケに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジョウショーリズムに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月28日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のソリッドラヴを3/4馬身振り切って6勝目を獲得した。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドアメリカンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて7勝目をつかんだ。

2月14日、中1週で迎えた25戦目は、フェブラリーカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で寺地誠一騎手（7戦3勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で寺地誠一騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で寺地誠一騎手（9戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた29戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパパワパパラッチに5馬身の差をつけて制した。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、はまなす特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノダイヒットを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、北斗市きじひき高原特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、新得地鶏特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた33戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた34戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた35戦目は、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、アサクサキングス賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた37戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、棋士のまち加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた38戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた39戦目は、門別町農業協同組合代表理事組合長賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。