ビーム（2008年生、母メガクラム）

ビーム（2008年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「方向指示電波」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したメガクラムが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山本通則。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タガノエテルネルに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のオーヴァージョイドを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかきつばた賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

6月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の竹尾特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

12月25日、中7週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

1月28日、連闘で迎えた17戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた18戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月14日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた20戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた21戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。