キクノエクレール（2009年生、母ブリリアントノバ）

キクノエクレール（2009年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋稲妻（仏）」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したブリリアントノバが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、青藍牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、菊池五郎によって735万円で落札された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月29日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイッツガナハプンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

9月2日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエイコーンパスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2014年）

1月12日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャープレゼンスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。