アルピニスト（2011年生、母ギーニョ）

アルピニスト（2011年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「頂を目指すもの。頂点を目指してほしいとの期待から」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したギーニョが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年のコバンソウ特別(一般C12)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって5,250万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月1日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2015年）

3月25日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマーシャラーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた3戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーヴェスタに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた4戦目は、コバンソウ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグッドバディーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月5日、中5週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフルラージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5歳（2016年）

5月1日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月3日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6歳（2017年）

7月9日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。