ヒデノヴェローチェ（2017年生、母サイレントラヴ）

ヒデノヴェローチェ（2017年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速く（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したサイレントラヴが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、サンエイ開発によって648万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月3日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に敗れた。

5月3日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の株式会社大和組創業90周年記念PART1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノボユキを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の露草賞 B特選（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A6（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた13戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木太一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

7月28日、連闘で迎えた14戦目は、3歳A5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木太一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木太一騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木太一騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

10月1日、中5週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベンティスカ特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2021年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサフランハーモニーに1馬身半の差をつけて制した。

4月1日、中4週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた25戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2七八九（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、金蓮花賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた29戦目は、ファンタスティックリレーin浦和賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピコデロロを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月27日、中3週で迎えた30戦目は、地域の伝統ブランド鴻巣常光梨賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。