キングウェールズ（2006年生、母カラサヴィーナ）

キングウェールズ（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ウェールズ王」。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時16歳）と交配したカラサヴィーナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地41戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の浄土平特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、杉山美恵によって5,775万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したイマカツウィーズを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したデイブレイクスベルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月14日、中5週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったセトノオレンジにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

5月24日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2010年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、最後はオールターゲットと並んで4着同着となった。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/不良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、トキノヤマトボシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月25日、中4週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホークウィンザーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に敗れた。

10月31日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたキクノトップラン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2011年）

1月29日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシャイニータイガーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエドノヤマトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた30戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた35戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた38戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた39戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた40戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。