ワンモーメント（2006年生、母ファーストミユキ）

ワンモーメント（2006年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一瞬。一瞬の様に早い走りを」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したファーストミユキが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のジュライフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、川端牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、門別牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤伝二によって1,785万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月2日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3歳（2009年）

5月16日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、チョウサンペガサスに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴーカイフォンテンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。