ミスターサマンサ（2019年生、母レディサマンサ）

ミスターサマンサ（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「敬称+母名の一部。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したレディサマンサが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、是枝浩平によって440万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた2戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2022年）

2月20日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

6月9日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた8戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた9戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月23日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったディアマキニスタにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4歳（2023年）

1月4日、中3週で迎えた12戦目は、C3一4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月12日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のファーストペガサスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で永井孝典騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた16戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルマイメルを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って制した。