ヤングイングランド（1984年生、母マルゼンローズ）

ヤングイングランド（1984年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時13歳）と交配したマルゼンローズが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は黛幸弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

3歳（1987年）

4月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたティーウイン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛幸弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトムマックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、池上昌弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島芝1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池上昌弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカハギにクビ差交わされて2着となった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（1988年）

1月30日、中5週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グリーンアスナロにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月20日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた17戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の伊勢特別（中京芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

5月29日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（11戦1勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

6月18日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、5歳以上400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（12戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、マーチングセイントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、5歳以上400万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上400万下（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（14戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、最後はアサカサミットと並んで4着同着となった。

11月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（15戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。