ワンダールシール（2000年生、母ワンダーエステート）

ワンダールシール（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋光る（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したワンダーエステートが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地19戦0勝、地方10戦3勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C4。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は392kg。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず14着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

3歳（2003年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月6日、中8週で迎えた12戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C5ホ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアジュリアンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青木秀之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクグランジャーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2004年）

1月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青木秀之騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、一般C4ロ（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3ロ C4イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木泉騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月19日、中0週で迎えた17戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木泉騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた18戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木泉騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木泉騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーヤマトに2馬身の差をつけて制した。

6月13日、中9週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月30日、中9週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5歳（2005年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた27戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい18着に終わった。