タキノジャッカル（1984年生、母ケンザンジョウ）

タキノジャッカル（1984年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時9歳）と交配したケンザンジョウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の一般C1。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

7月11日、デビュー戦は内田国夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた4戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（1988年）

7月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月4日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、今平弥騎手を鞍上に迎えて、一般C1（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラエスターから2馬身半差の2着となった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今平弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた9戦目は、山口健治騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルミツダイバーから3馬身差の2着となった。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口健治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C1（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口健治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンウルフをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般B3（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口健治騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1989年）

1月5日、連闘で迎えた13戦目は、ニューイヤーカップ特別（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口健治騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月2日、中7週で迎えた14戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口健治騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口健治騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月7日、中0週で迎えた16戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口健治騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は山口健治騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口健治騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったギルガドールから2馬身半差の2着となった。

7月1日、中4週で迎えた20戦目は、サギ草特別（宇都宮ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口健治騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、キスゲ特別（宇都宮ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口健治騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1990年）

2月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた22戦目は、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口健治騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた23戦目は、一般C1 C2（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口健治騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。