バクソクワイルダー（2010年生、母アジュディケーター）

バクソクワイルダー（2010年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「爆発的に速い野生味ある馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したアジュディケーターが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2 11。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

7月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

9月15日、中8週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったアリストクラットにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ケンブリッジアトナに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、長谷川裕修世会退会記念（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2014年）

4月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月27日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、一般C2-8（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエプソムアルテマに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、コスモディクタットに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月18日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のパープルシャインを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

11月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2 14（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月9日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。