スズカプレスト（2012年生、母メジロプレスト）

スズカプレスト（2012年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したメジロプレストが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。2020年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2017年の京都ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,260万円で落札された。

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月29日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月29日、中9週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ラブアポロンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた13戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2016年）

4月10日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥールモンドからクビ差の2着となった。

5月8日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のダノンロンシャンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月27日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2017年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったルペールノエルからハナ差の2着に惜敗した。

4月8日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中6週で迎えた20戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキングナポレオンに3/4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月11日、中6週で迎えた23戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた24戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（11戦2勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（2020年）

1月19日、約25か月の休み明けで迎えた25戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝3170m 小雨/重）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（12戦2勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた27戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた28戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のラテールプロミーズに1馬身3/4の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

10月18日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（15戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた30戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（16戦3勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9歳（2021年）

8月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（17戦3勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。