ボンジュールヒカリ（2007年生、母エアステビア）

ボンジュールヒカリ（2007年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋光」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したエアステビアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害14戦1勝2着1回、地方5戦4勝。2013年の新潟ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって693万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、田中善次郎によって1,575万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

5月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

9月23日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシプレンティに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリートファルコンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月5日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るサバンナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月6日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた10戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグローバルカラーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2011年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた12戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月30日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月13日、中7週で迎えた18戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のディアマイホースに1馬身1/4の差をつけて優勝

5歳（2012年）

2月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月29日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月30日、中8週で迎えた22戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた25戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2013年）

5月18日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウユータイセイからクビ差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。