タガノオービット（2000年生、母タガノラピス）

タガノオービット（2000年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋軌道」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したタガノラピスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦1勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。2005年のさつき特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3歳（2003年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた3戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のプレミアムレッドを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の売布特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2004年）

4月24日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた21戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたツルマルハート決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた25戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月5日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月27日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた32戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、さつき特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったポースから2馬身半差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた33戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。