ミスティックエコー（1988年生、母フアインナラシノ）

ミスティックエコー（1988年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のデイクタス（当時21歳）と交配したフアインナラシノが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1992年）

7月5日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテルノハクバを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月28日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヴィーブシンボリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

1月24日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月4日、約10か月半の休み明けで迎えた10戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファーストサクセスを3/4馬身差し切って久々に美酒を浴びた。

3月13日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルフレンドをハナ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のマダムビットに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（14戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（15戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下のフィリピン・トロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（17戦4勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。