グランドローザンヌ（2004年生、母アイライクユー）

グランドローザンヌ（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スイスの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時19歳）と交配したアイライクユーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦5勝2着10回。主な勝ち鞍は2008年のもっちゃんなりたて記念(B3-3)。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月26日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた2戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月10日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームランドを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノスザクを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、連闘で迎えた7戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビジョンパースートに半馬身交わされて2着となった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョキョクを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネスマスキュリンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、スピカ特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリベロストラーダを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、遊駿PLUS創刊1周年記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノスザクを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムララッシュを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、能登金剛巌門杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、千田チーフありがとう記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-3（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクインリボーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブリックスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた20戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモベリュームトに2馬身の差をつけて4勝目を収める

7月7日、中2週で迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、すいれん特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーコジーンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた22戦目は、すずらん特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（14戦4勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた23戦目は、納口雅勝誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（15戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリスタルペガサスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた24戦目は、もっちゃんなりたて記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（16戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマワキハマーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

9月7日、中2週で迎えた25戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた26戦目は、競馬は本気! 藤川京子記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3-3（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月11日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた30戦目は、まつばぎく特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレオブライトを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3-2（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（18戦5勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた32戦目は、耕輔&由紀恵結婚555日杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（19戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、山桜特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた35戦目は、芝桜特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた37戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた38戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、高石夏帆ちゃん生誕1周年杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた39戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、鶴来商工会青年部杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。