ミナガワローレル（1982年生、母ミナガワイチ）

ミナガワローレル（1982年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタケホープ（当時12歳）と交配したミナガワイチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地28戦7勝2着3回。1986年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で2着に入った他、1988年の東京スポーツ杯(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

12月2日、16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2歳（1985年）

1月7日、16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月20日、12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月10日、11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月6日、9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノイメージに1馬身1/4の差をつけて勝利を手にした。

7月28日、9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月1日、9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（1986年）

4月29日、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセノエタカオーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにした。

5月11日、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフジノセツザンに1馬身の差をつけて勝利を物にした。

6月1日、ジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

6月29日、5歳以上1400万下の安達太良特別（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月5日、4歳以上900万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタケデンウイングを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月25日、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサニーファントムをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月16日、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサクラサニーオーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月13日、4歳以上1400万下の冬至特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したベルレンケルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1987年）

1月6日、5歳以上1400万下の迎春賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月7日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の白富士賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中舘英二騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月18日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の房総特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月3日、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝2300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月11日、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6歳（1988年）

2月13日、5歳以上900万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のキングアーサーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月28日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るミホノカザンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手にした。

7月2日、5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月18日、G3のオールカマー（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月23日、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスルーオダイナを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

7歳（1989年）

1月22日、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。