ウォーターベルーガ（1990年生、母ウォーターリブ）

ウォーターベルーガ（1990年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグリーンマウント（当時7歳）と交配したウォーターリブが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地35戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月15日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保田英敬騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、逃げるコクリクラウンにハナ差届かず2着に惜敗した。

3歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田英敬騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で久保田英敬騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で久保田英敬騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマヤノポセイドンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で久保田英敬騎手（10戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で久保田英敬騎手（11戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトシノトレンディーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中4週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で久保田英敬騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた14戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したユキミザケを差し切れず、5馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田所秀孝騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したミュージックガールに半馬身届かず2着となった。

8月1日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田所秀孝騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（9戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月31日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（10戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（11戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（12戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（14戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、逃げるインターエベレストを差し切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（1994年）

5月29日、約5か月半の休養明けで迎えた29戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（15戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（13戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（14戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（15戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた33戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の恋路ケ浜特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。