サトノサミット（2008年生、母シルヴァーグレイル）

サトノサミット（2008年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋首脳、山頂」。毛色は芦毛。種牡馬のMedaglia d'Oro（当時9歳）と交配したシルヴァーグレイルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回、地方28戦2勝2着2回。2013年のコーラルオープン(一般A1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木完二によって2,940万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月26日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウヘイハチにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイアンテールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したグランスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングオブフェイスをクビ差振り切って2勝目を手にした。

7月31日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2012年）

6月23日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月24日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5歳（2013年）

1月4日、中3週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた16戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、アメジストオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた18戦目は、ねこやなぎ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、黄梅特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブライトシンプーを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、コーラルオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた21戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、大山桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた22戦目は、花水木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月13日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、白百合特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、ふじのくに爽秋特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、錦秋特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた29戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月8日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルエルフに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月25日、中0週で迎えた32戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインキングストンに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6歳（2014年）

1月1日、連闘で迎えた33戦目は、才谷屋跡地特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた34戦目は、三原村土佐硯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた37戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた38戦目は、じいじばあば還暦特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた39戦目は、洋平&ともみ結婚特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルヴィーゼに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた40戦目は、藁焼き鰹のタタキ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた41戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。