アグネスクラウン（2000年生、母ダイナファンキー）

アグネスクラウン（2000年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王冠」。毛色は芦毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したダイナファンキーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファ-ムから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、渡辺孝男によって1億7,850万円で落札された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2004年）

1月28日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローナタリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミヤギノオペラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月20日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

9月18日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月21日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のビービーカイトに3馬身の差をつけて優勝

12月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラシックブレードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2005年）

4月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月21日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したチザルピーノにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6歳（2006年）

3月18日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったチアズアビリティーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月26日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（8戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエランセに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

4月23日、中3週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（9戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月26日、中8週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（10戦3勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

8歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた33戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。