チザルピーノ（2001年生、母ニーニャデガルチ）

チザルピーノ（2001年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジュージアローデザインのイタリアの特急列車」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時6歳）と交配したニーニャデガルチが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地30戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の彦星賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月22日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は524kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら16番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

3歳（2004年）

1月25日、中5週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

4月18日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のビコーデュエルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

8月21日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4歳（2005年）

4月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、エアサンタムールに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったテルミドールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアグネスクラウンをクビ差振り切って優勝

10月30日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ナカヤマスナイパーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月25日、中2週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトラストブラックを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2006年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月29日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

12月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

6歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3月4日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた26戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のダイワロシナンテに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦をモノにした。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

7歳（2008年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初日の出ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた30戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。