ダイワロシナンテ（2003年生、母プリティークール）

ダイワロシナンテ（2003年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドンキホーテの乗馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時13歳）と交配したプリティークールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方11戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の春風特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、守矢牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、セフティーライフによって1,375.5万円で落札された。

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

10月20日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアエノシャラポワを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオシャレホースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月29日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハーブポットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のジルベスター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラインウィットを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンメイジュピターを3/4馬身振り切って土付かずの5連勝を決めた。

2月22日、中3週で迎えた6戦目は、東風特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルソルジャーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパロウホークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を手にした。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた10戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リコーシャワシャワに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月8日、中4週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したチザルピーノを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。