テルミドール（2000年生、母フラワーコロネット）

テルミドール（2000年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランス革命の最も熱い月（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時23歳）と交配したフラワーコロネットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦2勝2着4回、中央障害4戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったビービーヘブンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたダイワアピール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイニーモデルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2004年）

2月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、朝里川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテンエイゴールドに半馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、スターマーケットに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたラヴァーズナット決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月18日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のチザルピーノに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月21日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた31戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6歳（2006年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。