ダイワアピール（2000年生、母ダイワオール）

ダイワアピール（2000年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人を引き付ける力、魅力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したダイワオールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月20日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月28日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったチアズボニートにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテルミドールを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

6月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4歳（2004年）

2月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月10日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5歳（2005年）

1月17日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、世田谷区特別（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の一般C1七 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月7日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたグッドフィール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、荒山勝徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアルタイハーンに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた22戦目は、かんむり座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のソルティースイートをハナ差振り切って3勝目をマークした。

5月10日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のシューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた24戦目は、ペガサス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた25戦目は、アンガールズドリーム賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、夏木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサンケイスポーツ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。