チアズボニート（2000年生、母グリーンスミレ）

チアズボニート（2000年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋美しい場所（ポルトガル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したグリーンスミレが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害7戦1勝2着2回、地方10戦4勝2着3回。2007年の椿賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月14日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイワアピールに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったクーカイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイワリビエラに3馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

11月29日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

12月27日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

4歳（2004年）

1月5日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（11戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2005年）

2月19日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた21戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月6日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイブレーンからアタマ差の2着に惜敗した。

12月4日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2006年）

1月9日、中4週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったザファステストから5馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモベルモットに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月11日、約9か月の休養明けで迎えた28戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた29戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2007年）

1月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、鋤田誠二騎手を鞍上に迎えて、葉ぼたん特別（福山ダート1800m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた31戦目は、水仙特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鋤田誠二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアブソルートウインから1馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた33戦目は、きんせんか特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鋤田誠二騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタルーキーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月21日、中3週で迎えた34戦目は、チューリップ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鋤田誠二騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタルーキーをクビ差制して5勝目をつかんだ。

4月8日、中2週で迎えた35戦目は、桜鯛特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鋤田誠二騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアブソルートウインからクビ差の2着に甘んじた。

4月30日、中2週で迎えた36戦目は、カーネーション特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鋤田誠二騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアブソルートウインに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月13日、中1週で迎えた37戦目は、鯛網カップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鋤田誠二騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロードオブファイアに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月3日、中2週で迎えた38戦目は、菖蒲特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鋤田誠二騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアブソルートウインから5馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた39戦目は、すずらん特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鋤田誠二騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。