アブソルートウイン（2003年生、母カバリロゼリー）

アブソルートウイン（2003年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したカバリロゼリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、地方54戦16勝2着6回。2006年の花吹雪賞(牝地方重賞)に勝利した他、2007年の椿賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

9月7日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤスミエに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中4週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた5戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドラマチックメモリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンリミットに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカネクラモチを3/4馬身振り切って優勝

4月3日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシュータースヒルに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のかすみそう特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエルツークィーンに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

8月2日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた13戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、うお座特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた15戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、きんもくせい特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた16戦目は、胡蝶蘭特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のウェイザストロングに3馬身の差をつけて制した。

12月3日、中3週で迎えた17戦目は、福山・高知サラ交流特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、シンビジューム特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、葉ぼたん特別（福山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタカオライアンに1馬身半の差をつけて7勝目を手中に収めた。

1月20日、中2週で迎えた20戦目は、水仙特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカオライアンに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズボニートに1馬身の差をつけて9勝目を手にした。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、きんせんか特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた23戦目は、チューリップ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺博文騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、桜鯛特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺博文騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズボニートをクビ差制して10勝目を達成した。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、カーネーション特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺博文騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズボニートから6馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、鯛網カップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺博文騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた27戦目は、菖蒲特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺博文騎手（12戦5勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズボニートに5馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、すずらん特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺博文騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったファニーカイザーから半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた29戦目は、福山てんまや賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で渡辺博文騎手（14戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーカイザーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、サラブレッドサマーチャレンジ（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で渡辺博文騎手（15戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーカイザーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月15日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞の金杯（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で渡辺博文騎手（16戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた32戦目は、福山市議会議長賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で渡辺博文騎手（17戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったファニーカイザーからアタマ差の2着に甘んじた。

9月23日、中2週で迎えた33戦目は、彼岸花特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で渡辺博文騎手（18戦8勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサージェナイトから3/4馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、われもこう特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で渡辺博文騎手（19戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキカンハダをハナ差制して勝利をモノにする

11月14日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で渡辺博文騎手（20戦9勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた36戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ガーベラ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモハードリカーに1馬身の差をつけて優勝

5歳（2008年）

1月3日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた38戦目は、寒菊特別（福山ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、カーネーション特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた40戦目は、地方重賞のスポニチ創刊60周年記念西日本グランプリ（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた41戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、グランプリ2008トライアル特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラベンケイに5馬身の差をつけて制した。

7月7日、中2週で迎えた42戦目は、地方重賞のオッズパークグランプリ2008 全国選抜（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた43戦目は、地方重賞の福山マイラーズカップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた44戦目は、地方重賞の金杯マイラーズ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた45戦目は、福山市長賞（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた46戦目は、金木犀特別（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた47戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、われもこう特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた48戦目は、デージー特別（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスティアグリーから1馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた49戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、胡蝶蘭特別（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた50戦目は、やつで特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた51戦目は、シクラメン特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた52戦目は、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた53戦目は、福寿草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた54戦目は、牝馬限定地方重賞のクイーンカップ（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡崎準騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。