テーオードリアン（2020年生、母メイショウネイロ）

テーオードリアン（2020年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+果物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時10歳）と交配したメイショウネイロが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十一十二十三。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月22日、中9週で迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったペイシャアンジェロにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月10日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のポルトディタリーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のジャックアバンティをクビ差振り切って優勝

4歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた13戦目は、烏山川賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のローゼンヴォルフを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

6月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田凌騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月11日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、カカオ・フィズ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田凌騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田凌騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、ミント・フラッペ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤田凌騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（2025年）

2月20日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田凌騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤田凌騎手（10戦3勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた21戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた22戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、イイデカンタロウに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた25戦目は、ヘラクレス座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、クレイジーソルト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた27戦目は、いるか座特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。