サンキューサンクス（2018年生、母マテンロウプリマ）

サンキューサンクス（2018年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「感謝+感謝。関わってくださる皆様に感謝の気持ちを込めて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したマテンロウプリマが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2021年の好きです笠松競馬(一般C28)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって1,458万円で落札された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月12日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月23日、約10か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオオモリクンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2022年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、雪間草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、O・Yメモリアル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェスティヴポンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月6日、中1週で迎えた7戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアリスパレスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、桜並木賞（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のロナウドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、鵜篭賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したグッドカグラにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったサクラトラジャーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた13戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリックマトリックスに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、ヤクルト東海カップ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロリポップを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。