アローセレナード（1985年生、母ミモザ）

アローセレナード（1985年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時18歳）と交配したミモザが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ハルジオンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスバイオレットを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

12月19日、中1週で迎えた5戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月22日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は寺島祐治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4歳（1989年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったセントキッドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチヨノレディーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

11月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた20戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1990年）

2月4日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。