ハギノリュクス（2017年生、母ハギノウィッシュ）

ハギノリュクス（2017年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+豪華、優雅、上品、贅沢(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したハギノウィッシュが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月19日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月10日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月4日、中7週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルエンカントに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキースローガンに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリネンファッションを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの栞ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月30日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたスマッシングハーツ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月25日、中5週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のジュディッタに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中6週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5歳（2022年）

1月16日、中4週で迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

4月23日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた17戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

8月11日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。