ダンシングテン（1998年生、母ダンシングサクセス）

ダンシングテン（1998年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時12歳）と交配したダンシングサクセスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方3戦1勝。2002年の阿蘇ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村中牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、中野義一によって1,533万円で落札された。

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月4日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったダークウィザードに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイチェリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2002年）

3月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず最後はクロンヌドールと並んで11着同着となった。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコートドールに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラーボウッズを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田輝彦騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた14戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンチャンネルを豪脚で半馬身差し切って4勝目を掴み取った。

5歳（2003年）

2月8日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は千田輝彦騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

8月3日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のサマーステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月26日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月22日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

11月30日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6歳（2004年）

1月5日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月12日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた27戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月22日、連闘で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2005年）

2月26日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた32戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた34戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東京競馬場新スタンドオープン記念（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月21日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた38戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月6日、約4か月半の休み明けで迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた40戦目は、C.ナカタニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

8歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた42戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた43戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月3日、約6か月の休養明けで迎えた44戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。