シゲルトンテントン（2012年生、母ディープセーマ）

シゲルトンテントン（2012年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋祭名『伊万里トンテントン祭（佐賀）』より」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時20歳）と交配したディープセーマが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2 11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって378万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月29日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた7戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたカシノラッキー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 49（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のサンララミーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月4日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングホールドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月31日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、BAOOカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月12日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、熊本地震被災者応援（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフラワーダンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサンドピットに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。