イツカハシャチョウ（2018年生、母ダンシングロイヤル）

イツカハシャチョウ（2018年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「何時かは社長」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したダンシングロイヤルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったショウナンアストラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポルタフォリオに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2021年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったウェルドーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

9月11日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のトレデマンドに3馬身の差をつけて2勝目を収める

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2022年）

2月6日、中9週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムマグマにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの川西特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天竜川特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

6歳（2024年）

1月13日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの五条坂特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの大津特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2024年1月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。