スズカアパッシュ（2006年生、母ティアラⅡ）

スズカアパッシュ（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アパッチ（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したティアラⅡが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C13。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、目名共同トレーニングセンターによって703.5万円で落札された。2歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、永井啓弍によって2,026.5万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

8月19日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦の金の弩標賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた7戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メルシーボクチャンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月7日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、敏秋・美紀結婚13周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C24（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダルマックスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンマルエミネムに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3月2日、中3週で迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスリーコーストに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤原良一騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた22戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤原良一騎手（15戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた23戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウラゴラを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月5日、中4週で迎えた24戦目は、松田いつか!花婿募集中!記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた25戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

5歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。