ラガーギアチェンジ（2011年生、母アンティックドール）

ラガーギアチェンジ（2011年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一気に加速」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したアンティックドールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害5戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川正美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、奥村啓二によって840万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3歳（2014年）

8月17日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のサイバーロイドに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦1勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

4歳（2015年）

6月7日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月13日、中6週で迎えた12戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月3日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月23日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のダークサイドに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月25日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた18戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

6歳（2017年）

1月9日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、DASH心斎橋新春特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。