サイバーロイド（2011年生、母Stunning Image）

サイバーロイド（2011年4月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「サイバー＋アンドロイドより。近未来サイボーグ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時11歳）と交配したStunning Imageが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C4。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

8月30日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したラガーギアチェンジを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2015年）

1月3日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牛乳で健康家族・牛乳普及協会賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた5戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、レディス&ヤングジョッキーズシリーズ2015 第2戦（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオキテに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアロマフレグランスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったジパングに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月10日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた11戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キュアホリデーに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月31日、中0週で迎えた12戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のゴールドトレジャーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた14戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のウォーヘッドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2016年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。