ジパング（2010年生、母ベア）

ジパング（2010年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中世・近世ヨーロッパでの日本の別名」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時18歳）と交配したベアが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方18戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月8日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーエアウィークに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエキサイトゲームに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、たけちゃん誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったアンテインテッドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったアンテインテッドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月25日、中3週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエキサイトゲームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2014年）

1月17日、中2週で迎えた9戦目は、明日から開催!第1回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、スズカロードスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったエキサイトゲームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカピタンに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月16日、中4週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた13戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロスヴァーグに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月27日、中1週で迎えた16戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったディアザリアーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクーファリリーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2015年）

3月26日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったヤマカゲに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（12戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイバーロイドに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（13戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジューヌノーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（14戦8勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた24戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（15戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スリーエアウィークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。