パセティックゴール（2003年生、母ワンモアワード）

パセティックゴール（2003年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「感動的なゴール」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したワンモアワードが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方33戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月22日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモコントワールをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3歳（2006年）

4月9日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

9月24日、中6週で迎えた6戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4歳（2007年）

7月1日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月20日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた10戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

5歳（2008年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、毎日牛乳特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月20日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、もうすぐ開幕!「姫路菓子博2008」特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた13戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた16戦目は、淡路カーネーション特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡田晴樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡田晴樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岡田晴樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岡田晴樹騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月24日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルピッキオに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた26戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平岩潤一騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平岩潤一騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平岩潤一騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平岩潤一騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で平岩潤一騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた35戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクレガシーに約12馬身の大差をつけてファンの支持に応えた。

2月28日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミカヅキオトヒメに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月15日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノジュリアに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンドジュウライを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月25日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた43戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。