ポートデラメール（2022年生、母ジュベルアリ）

ポートデラメール（2022年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ドバイにある居住地名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のナダル（当時5歳）と交配したジュベルアリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月9日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は408kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオンザブルースカイをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

9月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（中京芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3歳（2025年）

9月7日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒミノエトワールに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

11月8日、中8週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの亀岡特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったジャスパーバローズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。