エルモドーロ（2018年生、母ホワイトヴェール）

エルモドーロ（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金色の兜(伊)。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したホワイトヴェールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

5月1日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったサワヤカコーズサンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァジュランダにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウピスカリを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月11日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したカサデガに半馬身届かず2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4歳（2022年）

4月3日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの春日井特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月31日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（9戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

10月10日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2022年10月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

1月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

2月27日、中7週で迎えた19戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフワトロをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、カサブランカ賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた22戦目は、パンジー賞（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、ハイビスカス賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた24戦目は、全農パールライス50周年杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、競馬ブック杯（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田野豊三騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

6歳（2024年）

1月2日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったグディカンワルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったオズモポリタンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた29戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったモノノフブルーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、春暖特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた31戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ハナモモ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったコルニリアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた32戦目は、ペラ焼き特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は濱尚美騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったジャングルキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。