オズモポリタン（2020年生、母ケージーハッピー）

オズモポリタン（2020年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オズ市民。オズの魔法使いより」。毛色は青鹿毛。種牡馬のBeach Patrol（当時7歳）と交配したケージーハッピーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、琴浦諒によって792万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

3歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月1日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイユーマックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスシュウを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、尼崎城特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアグネスシュウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、ガーネット賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアポロテネシーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、ARとアートのまち加東特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスシュウを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、奈良県酪農特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中4週で迎えた18戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた19戦目は、アネモネ賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったメイショウジェンマに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエルモドーロに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月7日、中2週で迎えた21戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の兵庫馬事畜産特別（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、日本トーター杯（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたマルグリッド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。