モエレクリフィス（2006年生、母メジロクリフィス）

モエレクリフィス（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したメジロクリフィスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦3勝2着3回。2008年の北海道競馬記者クラブ特別に勝利した他、2008年のサンライズカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、岡田牧雄によって672万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

5月15日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた2戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレアウトランから1馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアラマサローズから4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドローザに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアートオブドリームに半馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサマーチャレンジ1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンの北海道競馬記者クラブ特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のトキワノマツカゼに半馬身の差をつけて優勝

10月1日、中2週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた12戦目は、2歳オープンのディクタット賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（9戦3勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

3歳（2009年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた14戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月27日、中8週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた17戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、JA平取町ニシパの恋人特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、蘭越町おいしいらんこし米特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、幌尻岳特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ホテル四季の風特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた21戦目は、目名軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったタケノダイヤモンドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月19日、連闘で迎えた22戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

4歳（2010年）

1月19日、中8週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた26戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C2（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。