ビワラッキー（1988年生、母スズジヤネツト）

ビワラッキー（1988年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したスズジヤネツトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着1回、地方12戦0勝2着1回。1992年のエメラルドステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノセイウンに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた6戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のあじさい賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のレディープロスパーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3月1日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウマンホクオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミュージアムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったイクノディクタスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月21日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

12月20日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた20戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた21戦目は、松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月1日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡冨俊一騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた23戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた24戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月17日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1994年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた28戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、大瀬戸豊騎手を鞍上に迎えて、スプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大瀬戸豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた31戦目は、JTB賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大瀬戸豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、サードニクス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた33戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた34戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた35戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエクセルワイザーから半馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた36戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた37戦目は、場外オープン記念天山賞（佐賀ダート2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。