エンジェルハート（2016年生、母エイブルアロー）

エンジェルハート（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使のハート」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したエイブルアローが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際牧場。主な勝ち鞍は2019年の内田さん定年退職とチャンチャンコ記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、内田ステーブルによって270万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、フジミに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、平取中応援ファンファーレ賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のエンジェルインメイに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中4週で迎えた6戦目は、ミルクランド北海道賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフジミに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月20日、中9週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のこだま賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の内田さん定年退職とチャンチャンコ記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のライフアンドソウルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、書初め賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったウルフマンジャックにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、閃雷賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、春雷賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた13戦目は、雷電賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた14戦目は、いつもありがとう浅水久夫生誕60周年記念（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、風神賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月1日、中7週で迎えた16戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。