ハハノササヤキ（2002年生、母シンファッション）

ハハノササヤキ（2002年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母のささやき」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時14歳）と交配したシンファッションが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C1。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2005年）

2月6日、中9週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に敗れた。

7月23日、中5週で迎えた8戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた9戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた11戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のローランデインをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンウルフオーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアクトジローをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、磐井川特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シラバスに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニシノカナタを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月16日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月24日、中9週で迎えた18戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったガッサンダンディーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた19戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月19日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルケイリリアンを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロックエモーションをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

9月9日、中1週で迎えた26戦目は、JBCカウントダウン55（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月22日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた28戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B3以下（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。