アクトジロー（2002年生、母サーストンマルミチ）

アクトジロー（2002年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（芝居）＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したサーストンマルミチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の一般A2三。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月27日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレシャスウィークに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハハノササヤキを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンストンシリウスに1馬身の差をつけて制した。

4歳（2006年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月16日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティコロナを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンシアナスワンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って4勝目を奪取した。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーンヒルガールに1馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 小雪/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、男鹿特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

5歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドーリーゴンザレスに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月19日、中8週で迎えた17戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、岩手山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したウイングバードを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

4月7日、中2週で迎えた18戦目は、岩手日報杯（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、リヴェール（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた21戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた22戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、龍泉洞特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トーホウライデンに交わされて2馬身差の2着となった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた23戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリンセスワールドを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた25戦目は、一般A2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、一般A2二（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A2二（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般A2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月16日、中2週で迎えた30戦目は、一般A2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般A2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエーブダンシングをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2008年）

1月6日、連闘で迎えた32戦目は、六華賞（水沢ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベリーメリーホークにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般B1一（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた35戦目は、一般B1一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1一（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地康朗騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた37戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地康朗騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンストーンアレスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月20日、中3週で迎えた38戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた39戦目は、江刺夏まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。