オンリーラヴ（2020年生、母スウェプトレジーナ）

オンリーラヴ（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「たった一つの愛」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したスウェプトレジーナが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月26日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた4戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルレイビーチに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のワラッテユルシテに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2024年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた9戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月11日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、金沢城賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた12戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、加賀粟津賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた14戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

2023年8月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。