ワラッテユルシテ（2020年生、母タイコ）

Waratte Yurushite

2020.04.21

ワラッテユルシテ（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したタイコが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住 鉄兵。主な勝ち鞍は2024年の能登半島地震復興支援杯11(一般C1四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、片山博志によって517万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月3日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3歳（2023年）

3月11日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、片山博志によって517万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

6月11日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての12番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、金沢芸妓の舞公演開始記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ハイクライテリアに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月24日、連闘で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサウザンセーラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、連闘で迎えた13戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったオンリーラヴに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のレモン賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったブリアンツァに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デルマアビセタオシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、片山博志によって517万円で落札された。

井樋一也厩舎（金沢）へ入厩。

4歳（2024年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、被災地支援ボランティアありがとう賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったリュウノチャチャに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、ST競馬サークル記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ヴィクターバローズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のシバザクラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウアダーラに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月15日、連闘で迎えた19戦目は、能登半島地震復興支援杯11（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘニーイクシードを自慢の末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。