ビューティパワー（2006年生、母パワートップレディ）

ビューティパワー（2006年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したパワートップレディが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、地方43戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年のナイスハルター特別(C1以下)。

経歴

デビュー前

柿本政男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2009年）

3月13日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、テンゲンボウにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月28日、中7週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマツタカイーグルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月7日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノモトナリを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

8月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエリカに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエストレーラを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月9日、中4週で迎えた7戦目は、浦島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のマルハチフォレストに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（7戦5勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた9戦目は、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた10戦目は、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（9戦5勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（10戦5勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月10日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、時の日特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野沢憲彦騎手（11戦5勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦の花氷賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で野沢憲彦騎手（12戦5勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、港区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で野沢憲彦騎手（13戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で野沢憲彦騎手（14戦5勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた16戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で野沢憲彦騎手（15戦5勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で野沢憲彦騎手（16戦5勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2011年）

4月29日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた20戦目は、ありがとうユキチャン!引退記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトウブギャロップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中4週で迎えた22戦目は、サンケイリビング新聞社盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したスペシャルウイングを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したローレルファイアーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月6日、中1週で迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた26戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、神戸マラソン11月20日開催記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシグナルパスに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた31戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高畑皓一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月22日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高畑皓一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高畑皓一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた35戦目は、やまぶき賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高畑皓一騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた38戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は瀬沢宙騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したベストファッションを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた41戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、3歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた43戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。